イビツ5

あまりの恐怖におもらしをしてしまったヒカリに、アイロンをあてようとする。そこで間一髪、和樹が帰ってきた。なんとかヒカリは助かるが、少女の右腕の傷が開き、「これはもう、お兄ちゃんがつけた傷だよね」と言う。和樹は勢い余って「やめろ!俺はお前の異兄ちゃんじゃねえ!」と叫ぶ。すると少女は不自然な動きをし始め、体全体に昔の兄に殴られた痕が浮かび上がってきた。その隙に二人は部屋を飛び出し、派出所に駆け込んで、警察官を部屋に連れてきた。しかし部屋には争った痕跡もなく、綺麗なままだった。警察官は呆れて帰っていった。
ヒカリと和樹はしばらく実家に戻ることにし、一時の平穏を得た。ヒカリは学校をしばらく休んでいたが、そのさなかに家の電話に部活友達のユカから電話が。夏休みの合宿について部活の会議があり、部長のヒカリがいないと始まらないと言う。母親は「行けるかわからないけど、伝えておくわ」と答えた。責任感の強いヒカリは早速学校に行くが、ユカは会議なんてないという。しかも、電話もかけていないし、「私だったら携帯に電話するよ」ともっともなことを言った。「お母さん、何と間違えたんだろう…」と不思議がりながらヒカリは考えたが、その頃学校の正門には怪しげな鈍器を持った少女の影が見えた。

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